平場用ブロックとのり面用ブロックの接合部の弱点を解消し、河川堤防における越水に対して裏のり尻部周辺を強固に補強します。
- のり尻補強に適した形状 平場用ブロック端部に設けたL字状の受台により、平場用ブロックとのり面用ブロックの接合箇所の弱点を解消しました。
- 効果的な突起形状 のり面用ブロック表面に設けた棒状の突起により越水の流速を低減させ、洗掘力の低減を図ります。突起の形状と高さは国土技術政策総合研究所の試験結果に合わせ、詳細な形状や配置については、数値解析により最適化しています。
- 安定性 ブロック間を連結筋により一体化するとともに、ブロック側面の波型形状により越水に対して更に抵抗力が増し、連繋性、安定性に優れます。
- 曲線部への対応 平場ブロックは幅の異なる3種類があり、幅の狭いCR20-R L100型を用いることにより、急な曲線部への施工も可能です。
- 施工性 連結筋を用いた4点吊りで安全に据付ができ、施工性に優れます。
適用実績
- 河川堤防のり尻補強
- 施工場所
- 小石原川(福岡県)
- 事業主体
- 九州地方整備局
- 施設名
- 河川堤防