ブロック環境事業

Block Environment business

自然と調和しながら
港湾・漁港・海岸・河川の施設や海浜を護り、
国土強靭化に貢献します

「テトラポッド」に代表される消波根固ブロックを中心に型枠賃貸や環境景観商品の販売を行うとともに、
水際線におけるさまざまな技術・設計サービスや、景観と生態系を守る製品の開発・販売を行っています。

当社では、「テトラポッド」に代表される消波ブロックを中心に、「テトラネオ」、被覆ブロック「ペルメックス」などの型枠賃貸を行っています。また、フィルターユニットやリーフマットなど、水域の環境景観商品の販売を行なっています。
各ブロックや商品のご採用に関しては、CADによる断面図・配置図の作成、シミュレーションによる必要トン型の提案など、さまざまな技術・設計サービスも行なっております。また、護岸部・河川及びその周辺において生物や景観との共生・調和に配慮した技術・製品も提案いたします。

ブロック環境製品の使用場所

当社では、河川上流の山間部から、河川中流、下流、そして海に至る領域において、様々なニーズに対応した製品をご提供しています。
マップ上の構造物名称などの吹出しをクリックすると、対応した製品を検索して表示します。

ブロック環境製品

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ブロック環境技術

津波から防波堤を守る技術防波堤港内側マウンドの保護による防波堤の粘り強い化

2011年に発生した東北地方太平洋沖地震は多くの防波堤の被災をもたらしましたが、その原因の一つは津波の越流による基礎マウンドや海底地盤の洗掘という、想定外のものでありました。こうした事態を踏まえ、防波堤においては倒壊しにくい「粘り強い構造」が求められています。
防波堤が粘り強さを発揮するためには、港内側マウンドを腹付石で嵩上げする方法が有効といえます。しかし、津波越流などの条件によっては、被覆石ではマウンドの安定性を確保できません。そこで、安定性の高い消波ブロックや被覆ブロックによりマウンドを保護し、津波に対して安定性が高く防波堤を粘り強くさせる技術を提案いたしました。ブロックの所要質量は弊社で独自に開発した所要質量算定法により決定されます。この算定法は簡便で精度の高い方法であるとの評価をいただいております。本技術は、国土交通省より公表されている「防波堤の耐津波設計ガイドライン(平成27年12月 一部改訂)」や(一社)漁港漁場新技術研究会より発刊されている「津波越流に対する防波堤腹付マウンド被覆ブロックの所要質量算定マニュアル」に取り込まれ、港湾や漁港における防波堤の粘り強い化の実設計に供されています。また、現地で生じる津波波形を精度よく再現できる最新式の津波発生装置(チャンバー式津波発生装置)を用いて、津波防護技術のさらなる高度化を目指した取り組みを継続して実施しております。

津波越流状況

ペルメックスによる
腹付けマウンド被覆工法

長周期波に対して港内の静穏度を確保する技術

多くの港湾において、長周期波(周期が数十秒から数分の波)を起因とした船舶の動揺による荷役障害が生じております。その対策方法の一つとして、防波堤の港内側にマウンド構造物を設置する方法があります。従来においては、天端が静水面から干出する捨石構造物が用いられてきましたが、干出型は構造物の幅が大きくなるため,経済性と狭隘な港湾への適用性の観点から、その小型化が望まれていました。
 そうした背景のもと、長周期波に対する消波機能を保ちつつ、構造物の天端を静水面と一致させることでコンパクトな構造を実現した没水型長周期波対策構造物を新たに提案いたしました。水理模型実験結果に基づき作成した算定図を用いることで構造物幅を決定することができ、実設計にも適用されています。

長周期波対策工

実験断面
(同一構造物幅による反射率比較実験)

数値波動水路の海岸・港湾構造物の性能評価への応用

背景

海の波に関する理解は近年急速に進歩し、その背後にある力学的過程が解明されて、それを支配する基本事象の本質を捉えた定式化が可能となってきています。また、コンピューターに関するハードウェア、ソフトウェアの進歩は著しく、複雑な現象であっても定式化を行うことができれば、その解を求める能力は格段に進歩してきました。
そこで、海の波がかかわる諸現象をコンピューター上でシミュレートし、さらに海岸構造物の耐波設計にまで役立てるための数値モデルを開発することを目的として、「数値波動水路の耐波設計への適用に関する研究会」が組織され (1998~2000 年) 当社も参加しました。そこで開発されたのが、数値波動水路 CADMAS-SURF (SUper Roller Flume for Computer Aided Design of MAritime Structure) です。従来、多大なコストと労力を要していた水理模型実験による諸検討の一部を、このシミュレーションプログラムによって実施することが可能となってきました。

適用例

小段付き消波護岸と遊水部付き離岸堤の越波流量を比較するために、数値波動水路で設計波相当の波浪を作用させ、護岸背後への越波流量を調べました。
計算された小段付き消波護岸の越波量に比べ、遊水部付き離岸堤の越波量が少ないことがわかります。今回の検討条件では、小段付き消波護岸と比較して遊水部付き離岸堤の方が越波流量の低減効果が期待できることがわかりました。

小段つき消波護岸

遊水部つき離岸堤

越波量の比較

サンゴ礁の回復を目指して

近年、防波堤・護岸等の海洋構造物の建設によって失われる貴重な自然をできるだけ保全する社会的な要求が強くなっており、沿岸域の開発により沖合に分布する天然のサンゴ礁を消滅させてしまうことが社会問題となっています。
一方、1998 年には世界規模で海水温の異常上昇が発生し、サンゴの白化現象により天然サンゴ礁が各地で打撃を受け、漁業や観光業にも影響が出ました。特に、沖縄本島では壊滅的な被害であり、サンゴ幼生の供給源が少ないこともあって、サンゴ礁の回復にはかなりの時間がかかることが予想されます。
当社は、貴重なサンゴ礁を保全・造成することを目的に、沿岸開発等で失われるサンゴ礁の補償や、白化により衰退したサンゴ礁を早期に再生する方法として、有性生殖を利用して人為的に種苗生産したサンゴ幼生を大量に放流して移植する技術の開発、消失するであろうサンゴ礁を開発の影響の少ない好適な環境の場所に大規模に移設する技術の開発など、さまざまな取組みを実施しています。
また、これらのサンゴの移植やサンゴ礁の移設を確実にするため、良好なサンゴ礁が形成されている場所の物理的環境条件を定量化し、サンゴの移植適地の選定する技術の開発にも取り組んでいます。

当社の取り組んでいる
サンゴ礁回復技術概念図

技術&ソリューション

Technology & Solutions

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施工実績

Works

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