流動化させた砂をポンプ圧送することで、超小型施工機での締固めを実現
「SAVE-SP工法」は、流動化させた砂をポンプ圧送することで、超小型施工機での締固めを実現しました。 流動化剤とともに混練されポンプ圧送可能となった砂(流動化砂)は、所定の深度まで貫入されたロッドから地中に圧入され、周囲の地盤を締固めます。 なお、圧送された砂の流動性状は、排出時の脱水および添加された遅効性塑性化剤の作用で消失し、良好な地盤を形成します。 狭隘地や既設構造物直下など、これまで適用困難であったさまざまな条件下での地盤の締固めが可能です。
評価取得技術 | 2016年5月 「平成28年度推奨技術(新技術活用システム検討会議(国土交通省))」選定 2016年5月 平成28年度日本建設機械施工大賞・大賞部門『優秀賞』受賞 2014年10月 (一財)国土技術研究センター 建設技術審査証第37号取得 2012年5月 (公益社団法人)地盤工学会 2011年度技術開発賞 |
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NETIS登録番号 | SKK-090002-VE(掲載終了) |
工法の特長
- 狭隘地への適用が可能
超小型機(タテ・ヨコ5m×2.5m程度)で施工するため、狭隘地や桟橋上での施工が可能です。
また移動も容易なので、空港などでの緊急待避にも対応できます。 - 既設構造物直下への適用が可能
改良対象地盤には10cm程度のロッドを貫入するだけです。斜め施工や硬質障害物層等への貫入にも対応可能です。
既設の舗装、岸壁構造物や埋設物に対して15cm程度の小さな孔だけで施工できるので、施工後の修復も容易です。 - 無振動・低騒音
振動式SCP工法のようにバイブロを使用しないので、静かに地盤を締固めることが可能です。 - 優れた経済性
狭隘地や既設構造物直下での既存の液状化対策工法と比較して、非常に経済的です。
⇒ 施工能力2倍、工費20~30%の低減が可能。 - 環境負荷低減工法
超小型施工機や自然材料(砂)を使用することで環境にやさしく、地盤になじみ易い工法です。