JACSMAN (交差噴流式複合撹拌工法)

従来の機械式撹拌と高圧噴射式撹拌の長所を併せ持つ工法

従来の機械式撹拌と高圧噴射式撹拌の長所を併せ持つ工法です。未改良部分が残らないソイルセメントブロックの造成が可能です。

評価取得技術1999年7月 (財)国土開発技術研究センター 第1回技術開発賞

工法の特長

交差噴流

交差噴流の開発によって一般の高圧噴射式撹拌工法に比べ、改良範囲が限定されるため...

  • 地盤に影響されず改良体の径を確実に制御できます。
  • 改良体の一軸圧縮強さは、標準0.2~3.0MN/㎡の範囲で自由に選定できます。
  • 撹拌性能が格段に向上したため、高能率施工が実現し、均一な改良体を造成できます。

複合撹拌

複合撹拌は一般の機械式撹拌工法に比べて...

  • 既設構造物との、あるいは改良体相互の密着施工が、確実・容易にできます。
  • 大断面(従来の4倍強)の改良体を造成できます。
  • 交差噴流を停止することによって、任意の深さで改良体の径を変えることができます。

施工方法

施工手順

  1. 所定の位置にJACSMAN翼中心をセットします。
  2. JACSMAN翼を回転させ貫入します。(必要に応じて低圧スラリーを吐出)
  3. 所定の深度に達したことを確認します。
  4. JACSMAN翼先端からエアーと超高圧の固化材を交差噴射し、定位置噴射を行った後、引抜きを開始します。(必要に応じて低圧スラリーを吐出)
  5. 所定の深度に達したことを確認し、定位置撹拌を行います。
  6. 次の改良ポイントに処理機を移動します。