HiFill-CP工法 (既存杭引抜き跡埋戻し固化砂杭工法)

HiFill-CP工法は、既存杭の引抜き跡に固化材が添加された材料で埋め戻し、地盤を安定化させる工法です。液状化対策として使用される静的締固め砂杭工法(SAVEコンポーザー)により、既存杭引抜き跡下端から締固め固化砂杭を造成し、引抜き跡の削孔土砂・泥水を置換することで確実な埋戻しを行う技術です。埋戻し部と新設杭が干渉する場合、砂杭の材料砂に固化材を添加することで、新設杭掘削による締固め固化砂杭の崩壊は起きず、自立させることが可能です。固化材が添加された締固め固化砂杭は、一定強度で制御され、新設杭の鉛直性や安定液性能への影響は最小限となります。

HiFill-CP:High-quality filling-compaction pile in remains after pile removal
(杭引抜き跡への高品質な埋戻し締固め砂杭)の略称

既存杭引抜き跡の修復~新設杭施工までのイメージ

既存杭引抜き跡の修復~新設杭施工までのイメージ

締固め固化砂杭 掘出し(自立確認)

締固め固化砂杭 掘出し(自立確認)

静的締固め砂杭工法 施工実験状況

静的締固め砂杭工法 施工実験状況