下水道施設の仮設水替え工法
SCプラグ工法は、供用中の下水管路にSCプラグ(止水プラグ)とバイパス管を連結設置することで、汚水を自然流下させる仮設水替え工法です。SCプラグ工法により、下水道施設内のドライ化が可能となり、安全で衛生的な作業環境を実現しました。また、施設外配管が不要となるため作業帯の縮小ができ、周辺環境への影響も最小限に抑えることが可能となります。

評価取得技術 | 2018年3月 (公財)日本下水道新技術機構 |
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NETIS登録番号 | KT-040105-A(掲載終了) |
特長
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中空ゴムをプラグ外周に設置し、ボルトナットを締め付けることにより、中空ゴムが挟みこまれ、管に密着し、水密性を得る構造です。
- 止水プラグ部材およびバイパス管は人孔開口部(φ600)から分割搬入が可能であることから、既設構造物を壊すことなく大口径管きょにも対応できます。
- 機械的圧着構造により汚水を完全止水することで漏水の心配もなく、乾燥状態での長期間設置が可能です。
- マンホール蓋からの分割搬入が可能で既設構造物の部分撤去が不要となり、供用下(流水状況下)での組立・設置作業も可能です。
- 硫化水素ガスや細菌・ウイルスで、劣悪環境下作業となっていたが、ドライ化により作業効率向上と作業環境の改善が可能です。
- 自然流下排水により施設外配管(ポンプアップ)することなく、長期間設置でのメンテナンスが不要です。
- 丸形・角形・その他、あらゆる既設管形に対応可能な万能プラグです。
【口径実績】
丸形 φ200mm~φ3,750mm
角形 □350×350mm~□2,400×□3,580mm