2022.09.14
お知らせ

JICA本邦研修を不動テトラ総合技術研究所にて実施 ~アジア・アフリカ等 13か国計17人の海外研修員が参加~

JICA(独立行政法人 国際協力機構)では、開発途上国から人材を招き、それぞれの国が必要とする知識や技術に関する「本邦研修」を実施しています。
今回、総合技術研究所が受け入れたのは「港湾維持管理計画」の本邦研修で、2022年8月16日から9月13日の期間、日本各地の港湾等を訪れ、維持管理の実際を習得することを目的としています。過去2年、コロナの影響でウェブ研修しか実施できなかったため、本邦研修は3年ぶりの開催となりました。
当社は、JICAから同研修の運営を受託しているOCDI(一般財団法人 国際臨海開発研究センター)よりの要請を受け、9月5日(月)、総合技術研究所にアジア、アフリカ等13か国計17人の研修員を受け入れ、施設案内のほか、地盤改良や消波根固めブロックに関する研究概要の説明等を行いました。
研修員からは、技術面だけでなくコスト面に関することなど具体的な質問を多数いただきました。また、施設見学時には、動画や写真を撮影しながら、案内者の解説に熱心に耳を傾けている姿も見受けられました。
JICAの本邦研修は世界的にも類例がなく、途上国の人材育成を特徴とする日本の国際協力の大きな特徴の一つとなっています。この度の総合技術研究所での研修は、民間企業の研究所としては初めての試みであり、港湾事業を通じ培った当社の技術や知見が、参加各国の港湾維持管理計画、また日本の国際協力の一助になれば幸いです。研修の最後には、研修生代表から謝辞が述べられ、国際交流の一端を担った喜びを実感しました。

 

 

 

※写真撮影時のみ、一部マスクを外しています。