2023.08.21
お知らせ
JICA本邦研修を不動テトラ総合技術研究所にて実施~アジア・アフリカ等 9か国計9名の海外研修員が参加~
JICA(独立行政法人 国際協力機構)では、開発途上国から人材を招き、それぞれの国が必要とする知識や技術に関する「本邦研修」を実施しています。
今回、総合技術研究所が受け入れたのは「持続可能な港湾開発・計画」コースの研修員で、日本の研究機関等から土木工学の基礎や最先端の研究成果を学ぶと共に、港湾施設視察や演習を通して得られた知見を活かし各自が抱える諸問題に対応したアクションプランを発表し議論することを目的としています。
当社は、JICAから同研修の運営を受託しているOCDI(一般財団法人 国際臨海開発研究センター)からの要請を受け、8月2日(水)、総合技術研究所にアジア、アフリカ等9か国計9名の研修員を受け入れ、施設案内のほか、地盤改良や消波根固めブロックに関する研究概要の説明等を行いました。(今回のJICA研修員受け入れは今年2月に続き3度目)
研究棟の施設見学時には、動画や写真を撮影しながら、案内者の解説に熱心に耳を傾けている姿も見受けられました。今回の研修を通して「老朽化した防波堤を維持管理する意義を認識した」「自国にはテトラポッドしか入手できないためペルメックスのようなブロックは大変興味深い」等の感想をいただき研修員の方々に弊社の技術や研究施設を知っていただく良い機会となりました。
JICAの本邦研修は世界的にも類例がなく、途上国の人材育成を特徴とする日本の国際協力の大きな特徴の一つとなっています。港湾事業を通じ培った当社の技術や知見が、参加各国の港湾維持管理計画、また日本の国際協力の一助になれば幸いです。