トップメッセージ

不動テトラでは、かねてより「本業を通じた社会貢献」を志し、2015年には経営理念として当社の使命を「豊かで安全・安心な国土づくりに貢献」として明確に位置付けました。「豊か」とは、道路や鉄道、港湾などのさまざまな社会基盤の整備を指します。「安全・安心」とは、地震や台風などの自然災害に対する防災・減災を意味しており、土木・地盤改良・ブロック3つの事業が協調しながら、持続可能な社会環境を総合的に実現していこうという意思を表しています。
一方、世界の潮流として、SDGsに代表されるように、気候変動対策や人権の尊重など、持続可能な社会実現に向けた社会課題への対応は、国家やソーシャルセクターだけではなく、民間企業や個人に対しても、その責任を求められています。不動テトラは、これらを推進する取組みを支持し、建設業に携わる企業として、インフラの構築、防災、環境、エネルギー、まちづくりなどを通して、目標の達成に貢献していきます。

具体的な取組みをいくつかご紹介します。
2020年10月に政府が「2050年までのカーボンニュートラル」を宣言したことで、脱炭素社会の実現に向けた動きが一気に加速しています。当社においても、施工面では、気候変動の緩和と適応、循環型社会の実現に向け、環境に配慮した技術商品の開発提案、設計提案の促進や燃料効率の高い建設機械・省エネ機器を採用、建設廃棄物のリサイクルなどにより、CO2排出量と廃棄物の抑制を図っています。
自然共生社会の実現のためには、沿岸生態系に資するブロック製品やグリーンインフラによる海岸保全などの研究開発を進めています。既存事業領域のみならず、風力発電をはじめとする再生可能エネルギー関連工事など、新しい事業領域にも積極的に取り組むことで、地球環境の保護に貢献していきます。
また、働き方改革と健康経営推進に取り組み、誰もが健康で明るく働きがいを感じられる働きやすい職場環境を整備しています。人命第一に安全最優先の事業活動を行いリスク管理に努め、会社の持続的な成長を目指しています。
コーポレートガバナンスについては、企業経営の健全性と効率性を高めるための意思決定の仕組みであり規律であると捉え、その充実・強化は、ステークホルダーの皆さまの利益の尊重と中長期的な企業価値の向上に資するものであり、最優先の経営課題の一つであると考えています。経営理念の実現に向け、コーポレートガバナンスの実効性、透明性を高めるとともに、最適な仕組み、運営の在り方を永続的に追求していきます。

企業というものは、ステークホルダーの皆さまと一緒に成長すべき存在であると考えています。当社が存在価値のある企業であると皆さまに認めていただけるよう、事業活動や社会貢献についてご理解いただきながら、持続的に成長し社会課題を解決する企業であり続けるための挑戦を続けます。変わらぬご支援を賜りますよう、引き続きよろしくお願い申し上げます。

代表取締役社長