| よみがな | 用語 | 説明 |
|---|---|---|
| あかつちりゅうしゅつ | 赤土流出 |
沖縄や奄美諸島、小笠原等のサンゴ礁域で、降雨により土壌が浸食されて海域に流出すること。これらのサンゴ礁域の土壌は赤色や暗赤色の成分が多いため、赤土と呼ばれる。裸地状態になった開発工事現場や農用地が主な流出源である。 サンゴ礁域に流入する赤土は海水中の懸濁粒子となり、サンゴの体組織に摩擦による損傷を与えたり、光の透過を妨げてサンゴと共生している藻類の光合成を妨げて、サンゴの生育に影響を与える。また、サンゴは体表に堆積した堆積粒子を除去するために粘液を分泌することによっても多くのエネルギーを消費する。堆積の程度によっては代謝が阻害されて死亡することもある。 |
| アルカリこつざいはんのう | アルカリ骨材反応 |
コンクリート中の細孔溶液中における水酸化アルカリと骨材中の反応性鉱物との化学反応のこと。一般には、反応性鉱物 (アルカリ・シリカゲル) の生成物が水分を吸収することに伴い容積膨張を生じ、コンクリートにひび割れが発生する現象のこと。 |
| いしょく | 移植 |
生物の個体や群集を別の場所に移しかえて生息させること。サンゴは破片や断片で無性的に繁殖することができる。そのため、破片を基盤に固定することによって、サンゴを移植することができる。 |
| いそやけ | 磯焼け |
季節的消長以外の原因による藻場の衰退・藻場の消失およびその持続過程を指していう。磯根としての生産性が失われるので、磯焼けを防ぐことやその回復に、さらに藻場の人工的な造成や養殖施設の設置に懸命な対策がなされている。磯焼けの原因は、水温や塩分の変化、海況の変異、貧栄養、石灰藻の異常繁茂のほか、海藻を餌とするウニやアイゴ等の摂食など様々あるが、これらが複合して磯焼けが生じることもある。この現象は世界の各地に見られるが、日本では明治時代から既に報告がある。 |
| いちく | 移築 |
サンゴ群集の移築技術はサンゴ断片の移植を応用したもので、海域の埋め立て、防波堤建設、浚渫等の計画地にサンゴ礁が存在し、これらが消滅または大きなダメージを受ける恐れがある場合に、サンゴ群集を岩盤ごと採取、輸送、設置する技術である。 |
| いちじしょうひしゃ | 一次消費者 |
生産者である緑色植物や植物プランクトンを食う植食動物、あるいは生産者の死骸を食うものをいう。 |
| いちじせいさん | 一次生産 |
独立栄養生物すなわち無機栄養生物による有機物生産。通常の生態系では光合成生物による有機物生産が量的に圧倒的なので、一般には光合成によるものを指すことが多い。しかし、H2Sの存在するような還元環境などの特殊な環境条件のもとでは、化学合成生物による有機物生産も無視できない。 |
| いちねんそう | 一年生藻 |
藻類の生活期間の長さを表す言葉で、1年以内に発芽・成熟・枯死という生活史を有する藻類のこと。多年生藻の対語。一年生藻には一年に数世代を繰り返すもの、生長に不適な時期を微小世代で送るもの、生殖細胞が直ちに可視的な大きさに生長するものなどがある。 |
| エーイーげんすいざい | AE減水剤 |
コンクリート中に独立した多数の微細な空気泡を連行し、その単位水量を減少させることにより、ワーカビリティーや凍結融解に対する抵抗性を改善するために用いる混和剤であり、AE剤の空気連行作用と減水剤のセメント分散作用を併せ持つ混和剤のこと。 |
| エーイーざい | AE剤 |
表面活性剤の一種で、表面活性作用のうち起泡性の優れたもの。モルタルやコンクリートに微細な気泡を連行し、ワーカビリティーや耐久性を向上させるために用いる混和剤のこと。 |
| えいようえんるい | 栄養塩類 |
生物が正常な生活を営むために体外から摂取する塩類。海水中では、プランクトンなどの基礎生産者の増殖を規定すると考えられる窒素・リン・珪素の塩類をいう。窒素・リンともそれぞれ、有機態と無機態に分かれる。有機態のものはさらに懸濁性のものと溶存性のものに分かれる。無機態のものは溶存性のみで、無機態窒素には酸化レベルの低い物から順にアンモニア態窒素 (NH4-N) ・亜硝酸態窒素 (NO2-N) ・硝酸態窒素 (NO3-N) の3態があり、無機態リンにはリン酸態リン (PO4-P) がある。 |
| えすえす | SS (Suspended Solid) |
水中に懸濁する小粒状物の総称。懸濁物質としては粘土粒子や土砂などの無機物、バクテリアを主とするフロック、プランクトン、ブランクトンの遺骸、排泄物などの有機物があり、これらが混在して測定される。 |
| えんがい | 塩害 |
鉄筋コンクリート中に取り込まれた塩分が鋼材を腐食させることによって、コンクリートに損傷を与えること。鋼材が錆びると体積2〜3倍に増加するため、その膨張圧によりコンクリートは内部からひび割れる。 |
| えんそりょう | 塩素量 (Cl) |
海水1kg中に含まれる塩素、臭素およびヨウ素の全量をgで表したもの。一方、海水1kg中に含まれる固形物の全量をgで表したものを塩分 (S) という。近年になって、海水の電気伝導度を測定して、塩分を求める方法が一般化している。塩素量と塩分の換算は、慣用的に次式が用いられている。S (‰) = 0.03 + 1.8050Cl (‰)あるいは S (‰) = 1.80655Cl (‰) |
| おにひとで | オニヒトデ |
棘皮動物門・ヒトデ綱・オニヒトデ科。インド洋と西太平洋に分布する。日本では紀伊半島以南に分布する。サンゴ食のヒトデで、直径は最大60cm、通常は30〜40cmになる。体表に大きな鋭い有毒の棘を多数持つ。柔らかい袋状の胃を体外に出して消化液を分泌し、サンゴのポリプを食べる。 1960〜80年代に世界的に大発生し、日本でも沖縄県をはじめとして各地のサンゴが被害を受けた。国、県、市町村が大規模な駆除事業を行ったが、結局餌となるサンゴを食べ尽くしたために大発生は収束したと考えられている。沖縄島周辺や奄美諸島では現在も高密度集団が観察され、市町村やボランティアによる駆除が行われている。 |
| かいそうとかいそう | 海草 |
陸上の植物と同様に維管束をもち、花を咲かせて種子をつける植物のうちの水中に生育する水草のなかで、海水中に生育するもの。 |
| かいそうとかいそう | 海藻 |
水中に生育する維管束をもたない植物を藻類として総称し、藻類のなかで海水中に生育するもの。 |
| かくじょうそう | 殻状藻 |
紅藻類の無節サンゴ、イワノカワ科などの皮状の海藻を指す。岩にへばりつき、ただの岩に色が着いただけのように見える。 |
| かこん | 仮根 |
ホンダワラ科海藻の根のように、外見上は種子植物の根と似ているが、実体は複雑な分化のない偽組織からなる根のこと。ホンダワラ科海藻は、最初に出る仮根の数が種類によって決まっている。この最初に出る仮根を一次仮根と呼び、その後、一次仮根の周囲から出る仮根を二次仮根と呼ぶ。 |
| かさあげ | かさ上げ |
現地盤に土などを盛って地盤を高くすること。海藻の着生する地盤を高く調節すること。 |
| かっちゅうそう | 褐虫藻 |
造礁サンゴに共生する直径10ミクロンほどの単細胞の渦鞭毛藻で、光合成を行う。シャコガイなどの動物にも共生する。サンゴの組織内では鞭毛を失い運動性を欠く。分裂によって増える。 |
| かみあわせ | かみ合わせ |
消波ブロック被覆層において着目した1個のブロックが周辺のブロックと絡み合う度合いのこと。 |
| かんらんがん | かんらん岩 |
火成岩ー深成岩に分類される岩石のこと。かんらん石と斜長石とからなり、斑糲岩類に伴って産することが多い。かんらん石のほかに、輝石、黒雲母、磁鉄鉱、クローム鉄鉱を含むことがある。砕石として好適なものも多く、比重の高いので、高比重コンクリートに使用される。 |
| きそせいさん | 基礎生産 |
ふつう一次生産と同義に用いられる。ただし、一次生産を植物体生産の意味で用いるときには、生態系における有機物生産を基礎生産とよんで区別する。 |
| きほう | 気泡 |
ホンダワラ科海藻の藻体の一部に形成されたガスを満たした嚢状のもの。これが浮袋の役を果たして葉体を直立させる。荒天等で仮根が切れた場合は藻体は気胞の浮力で海面に浮き上がる。気胞の大きさや形は種によって異なり、種を分類する形質にもなっている。 |
| きょうごうせいぶつ | 競合生物 |
異種の個体が同一の食物や空間などを要求して、競争し合う生物。着生基質の確保を巡って競合するフジツボとイガイや海藻類、あるいは同一の餌であるコンブ類を巡って競合するアワビとウニなどがある。 |
| きょうせい | 共生 |
同種あるいは異種の生物が互いに利益になるよう行動的あるいは生理的に密接な関係を定常的に保って生活している現象。例えば、イソギンチャクとヤドカリのように相互に利益がある場合は相利共生、ナマコとカクレウオのようにカクレウオのみが利益を得ている場合は片利共生という。また、内部共生と外部共生があり、褐虫藻は造礁サンゴの組織内部に共生する共生藻である。なお、ヒトにとりつくサナダムシのように片方がそれによって害を受けている場合は共生ではなく寄生という。 |
| きょうねつげんりょう | 強熱減量 |
固形物質を強熱した時の質量の減少量で有機物を推定する指標。底泥などを600±25℃で2時間強熱し、加熱前と加熱後の減少質量を乾燥土に対して百分率で示したもの。 |
| ぎょうけつ | 凝結 |
セメントに水を加えて練混ぜてからある時間を経た後、水和反応によって流動性を失い、次第に硬くなる現象のこと。凝結試験により、始発、終結時間を測定する。 |
| きょくそう | 極相 |
不安定な群集が遷移によって次第に変化し、その地域の環境条件に最も適し、長期間安定を続ける状態の時の群集。特に、植物群落に注目していう場合が多い。極相群落は他の優占種になりうる植物の進入を許さない。群落の分類に際して、極相群落と遷移の途上にある不安定群落との関係がつねに問題になり、いずれを安定とみるかについてしばしば意見の対立がある。遷移に伴って群落の現存量・高さは増加するのが普通である。 |
| ぐんらく | 群落 |
海藻や海草が密生した状態。もともとは植物学用語で、植物共同体ともいい植生の単位として用いられる。 |
| けいしゃてい | 傾斜堤 |
石やコンクリートブロックを台形状に捨て込んだもので、主として斜面で波のエネルギーを散逸させるものである。古くから用いられてきた形式で、防波堤の原型といえるものである。諸外国では大きな石が多量に得られることから大水深防波堤にも用いられているが、わが国では水深の浅い、比較的小規模な防波堤に用いられている。 |
| ケイディーち | KD値 |
ハドソン式により被覆材の所要質量を求めるのに用いる定数。被覆材の種類や被害率により定まる。 |
| こうごうせい | 光合成 |
植物が光エネルギーを利用して二酸化炭素と水から有機物を合成する過程。炭酸同化の代表的な例である。この過程で固定された二酸化炭素とほぼ同モルの酸素を発生する。光合成細菌も光エネルギーを用いて炭酸固定を行うが、この場合には酸素発生を伴わない。1年間に地球上で光合成によって固定される炭素量は、5×1010トン程度と推定されている。このうち陸上植物による固定量と水中の藻類による固定量はほぼ等しい。 |
| こうせいのうエーイーげんすいざい | 高性能AE減水剤 |
混和剤の一種で、空気連行性を持ち、AE減水剤よりも高い減水性能および良好なスランプ保持性能をもつもの。品質はJIS A 6204 に標準形と遅延形が規定されている。 |
| こうひじゅうコンクリート | 高比重コンクリート |
重量コンクリートのこと。消波ブロックの設計では比重の値を用いるため、消波ブロックに用いる場合は高比重コンクリートという言葉を使うことが多い。 |
| こうひじゅうしょうはブロック | 高比重消波ブロック |
高比重コンクリートを用いた消波ブロックのこと。通常のコンクリートによる場合に比べて、消波ブロックの安定性が著しく向上する。 |
| こつざい | 骨材 |
モルタルやコンクリートを製造するために、セメント、水と練混ぜる砂、砕砂、砂利、砕石その他これに類似した材料のこと。粒径に応じて、細骨材と粗骨材に区別される。 |
| コンシステンシー | コンシステンシー |
フレッシュコンクリート、主として水量の多少による軟らかさや流動性の程度を表すもので、ワーカビリティーの重要な要素である。 |
| こんせいてい | 混成堤 |
捨石基礎 (マウンド) の上に直立壁体を据えたもので、いわば傾斜堤と直立堤の複合機能を有するものである。捨石部の断面が大きければ傾斜堤に、直立部の断面が大きければ直立堤に近い機能を持つことになる。比較的軟弱な地盤にも適し、捨石部と直立部との適当な組み合わせにより、比較的多様な堤体構造を計画することができる。 |
| こんわざい | 混和剤 |
混和材料の中で、使用量が少なく、それ自体の容積がコンクリートなどの練上り容積に算入されないもの。 |
| こんわざいりょう | 混和材料 |
セメント、水、骨材以外の材料で、コンクリートなどに特別の性質を与えるために、練混ぜ時や打込みを行う前までに必要に応じて加える材料のこと。 |
| さいこつざい | 細骨材 |
10mmふるいを全部通り、5mmふるいに質量で85%以上通過する骨材のこと。 |
| さんご | サンゴ |
腔腸動物花虫綱、六放サンゴ亜綱、イシサンゴ科に属する動物である。イソギンチャクと近縁の仲間で普通、ポリプと呼ばれる小さなサンゴの固体が集まって群体を形成している。栄養は、海中に浮遊している有機物やプランクトンなどを触手で捕らえて得るが、体内に共生させているミクロな藻類が光合成により作り出す物質にも依存している。そのため、光の豊かな浅くて透明度の高い海に育つ。 |
| さんごしょう | サンゴ礁 |
主として造礁サンゴや海藻類・海綿類・有孔虫などの造礁生物の死骸が堆積し、海底から海面近くまで突出する石灰岩でできた地形 (礁) のこと。 赤道を挟む北緯30度から南緯30度の間にある熱帯・亜熱帯の暖海域に分布する。とくに暖流の卓越する西太平洋、カリブ海、アフリカ東岸、インド洋など各大洋の西部に集中している。地形的な特徴から3つのタイプに分けられる。 (1) 海岸に直接接して発達する裾礁 (fringing reef) 、 (2) 海岸から一定の距離を置いて沖合に発達する保礁 (barrier reef) 、(3) 大洋のただ中に環状に発達する環礁 (atoll) 。 サンゴ礁上には造礁サンゴや海草・海藻類が生育し、多くの魚類や貝類など海洋生物のすみかとなるため、水産資源上重要であると共に、多様性に富んだその景観は、ダイビングやスノーケリングなどの観光資源としても利用される。 |
| しーおーでぃ | COD (Chemical Oxygen Demand) |
化学的酸素要求量。水質の汚れ具合を示す指標の一つで、水中の有機物を酸化剤で化学的に分解したときに消費される酸素量。測定法には、酸性法およびアルカリ法の2方式があり、一般的には酸性法が用いられている。数値が高いものほど汚濁が著しいことを示す。 |
| しーるずすう | シールズ数 |
波の作用下での底質の移動限界を支配するパラメーターで、波浪による海底に作用するせん断力と砂粒の静的なせん断抵抗の比のこと。 |
| しのうはん | 子嚢斑 |
遊走子嚢が栄養体の表面に密集して集まっている状態およびその部位のこと。 |
| しほう | 刺胞 |
刺胞動物のみが作る細胞器官の一つで、餌をとったり、攻撃をする際に用いられる。毒をもったものもあり、刺されると炎症を起こすことがある。サンゴ、クラゲ、イソギンチャク、ヒドラなどが刺胞動物である。 |
| しゅびょう | 種苗 |
増養殖時の卵稚仔や幼生などの総称である。 |
| しょうげきさいはあつ | 衝撃砕波圧 |
前面が切り立った波面がケーソンなどの壁面とほぼ平行で、なす角度がほぼ0度の時に発生する大きな波圧。波面の進行速度 (衝突速度) が大きいほど大きくなる。多くの海岸・港湾構造物の被災に関係している。海底勾配が急で混成堤のマウンドが高い場合に発生しやすい。 |
| しょうはブロックひふくてい | 消波ブロック被覆堤 |
直立堤や混成堤の堤体を、たとえばテトラポッドなどの消波ブロックで被覆したタイプの防波堤であり、以下の特長を有する。 (1) 波力や越波を減少させるので、壁体断面 (天端高、堤体幅) を小さくできる。 (2) 反射波を低減させるので、波の収れんなどによる波高増大を防ぐことができる。また、衝撃砕波圧の発生を防ぐことができる。 (3) 壁体を小さくすることによって、施工設備を小型化できる。 |
| しょきげんもう | 初期減耗 |
初期発育段階における主として自然死亡による個体群の減少のことで、初期減少とも言う。 |
| しょくがいせいぶつ | 食害生物 |
人工種苗などを放流すると、それを餌とする生物によって捕食減耗することが多い。また、コンブ類などの海藻はウニ類、貝類の餌として重要であるが、それらの動物が多いと被捕食によって磯焼け現象が生ずることがある。 |
| しょくしゅ | 触手 |
サンゴのポリプにおいて口を取り巻いて配列した細長い、または枝分かれした突起。餌の採取、沈殿物の除去、攻撃などに使われ、さまざまな形態のものがある。 |
| しょくもつれんさ | 食物連鎖 |
生物は群衆内で互いに食う食われるの関係から成り立っている状態。一連の鎖環はふつう4〜5で、6を超すことは稀である。食物網という言葉が用いられることもある。 |
| しょようしつりょう | 所要質量 |
波に対して被覆材が安定となるために必要な質量 |
| じゅうりょうこつざい | 重量骨材 |
通常の骨材よりも比重の大きい骨材で、高比重消波ブロックや遮蔽コンクリートに使用される。 |
| じゅうりょうコンクリート | 重量コンクリート |
重量骨材などを用いて単位容積質量または密度を普通コンクリートよりも大きくしたコンクリートのこと。 |
| しんぎじゅつじょうほうシステム (ネティス) | 新技術情報提供システム (NETIS) |
国土交通省が公共工事等で民間企業等が開発した有用な新技術を利用し、普及させることを目的に構築したデータベースシステムのこと。正式名称を「新技術情報提供システム (New Technology Information System) 」と言います。詳しくは、国土交通省NETISホームページをご覧ください。 |
| じんこうさいびょう | 人工採苗 |
成熟葉体から放出される胞子を人為的に種糸や養殖網に付着させること。 |
| すいちゅうこうりょう | 水中光量 |
単位面積、単位時間当たりのエネルギー量を示す光の量 (μE/m2/秒) 。光の量あるいは強さの表現方法にはいろいろあり、我が国では明るさを表すものとしてルックス (lx) を用いてきたが、最近では世界的傾向としてエネルギー単位で表すようになった。時間次元のないラングレー (ly) 等が用いられることもある。照度単位とエネルギー単位とは原理上換算することはできないが、光源が一定していればごく大まかな換算が可能である。光源が太陽光の場合、次のように換算できる。1lx ≒ 6 × 10-6ly / 分1ly ≒ 0.02E / m21μE / m2 / 秒 ≒ 50lx1MJ / m2 = 1 / 0.0428cal / cm21E / m2 = 49.74kcal (PAR)E:アインシュタイン (Einstein) PAR:光合成有効光量 |
| すいわはんのう | 水和反応 |
セメントと水が反応して不溶性の水和物を作り、凝結硬化する反応のこと。 |
| すうぃーぱーしょくしゅ | スウィーパー触手 |
相手を殺すことができる攻撃用の長い触手である。 |
| スラグ | スラグ |
金属等の精錬や焼却灰の溶融処理時に副産される固化物のこと。 |
| スランプ | スランプ |
コンクリートのスランプ試験において、スランプコーンを引上げた後のコンクリート頂部の下がりのこと。フレッシュコンクリートのコンシステンシーの指標として最も広く用いられている。 |
| すりっく | スリック |
大規模な産卵の後に、海面に卵や幼生の集団が帯状に漂っている様子である。 |
| せいじつよう | 成実葉 |
ワカメにおいて、茎の下部に遊走子をつくるためだけに形成される特別の葉状部のこと。ワカメではメカブとも呼ばれる。 |
| せいしょくきしょう | 生殖器床 |
生殖巣が形成される特殊な小枝または葉状部のこと。ホンダワラ科などで分化が進んだ種類にみられる。 |
| せいのうせっけい | 性能設計 |
設計された構造物が要求性能を満足していれば、どのような構造形式、材料、設計手法、工法などを用いても良いとする設計法。施設に必要な性能とこれに対する照査方法を明確に体系化して規定することになる。 |
| せだいこうたい | 世代交代 |
ある個体が生育している期間が世代であり、藻類などでは有性生殖を行う世代と無性生殖を行う世代とがあり、この世代が周期的にまたは不規則的に交代することをいう。 |
| せっかいせきびふんまつ | 石灰石微粉末 |
石灰石を比表面積2500cm2/g以上まで粉砕または分級した微粉末のこと。高流動コンクリート等の流動性改善や細骨材の微粉分を補う等の目的で使用されている。 |
| せつじあつのていげん | 摂餌圧の低減 |
食害生物の摂餌によるダメージのこと。摂餌圧の低減方法は大別して (1) 海藻草類現存量の増大、 (2) 食害生物に食べられても良いダミーの藻場の造成、 (3) 食害生物と海藻草類との隔離、 (4) 食害生物の除去の4つである。 |
| せんい | 遷移 |
ある一定の場所に存在する群集が時間経過とともに別の群集にかわり、安定な極相へ向かって変化していくこと。生態遷移ともいう。遷移は基本的には単に環境の変化に応じて群集が変化するものではなく、ある時期に存在する群集が反作用によって環境を変化させ、その変化した環境が作用して新しい群集が形成されるといった、作用ー反作用系によって進行するいわば群集の自発的な変化を主軸とするものであり、この様な変化の過程を遷移系列という。遷移系列の進行に伴って、一般には現存量は増大し、現存量あたりの生産速度は低下し、群集の安定性は高まるとされる。 |
| そうたいこうきょうど | 相対光強度 |
水面直下の水中光量を100%とした時の水深別の水中光量百分率。照度を用いた相対光強度を相対照度と呼ぶ。 |
| そこつざい | 粗骨材 |
5mmふるいに質量で85%以上とどまる骨材のこと。 |
| たいきゅうせい | 耐久性 |
劣化に対する抵抗性のこと。コンクリート構造物としての劣化メカニズムには、中性化・塩害・凍害・アルカリ骨材反応・化学的侵食・疲労などがあげられ、コンクリートそのものの耐久性と、鋼材の耐久性に分けられる。 |
| だくど | 濁度 |
水の濁りの程度を示す単位。標準物質として精製カオインまたはホルマジン1mgが水1リットル中に存在するときの濁りを1度とする。 |
| たんいすいりょう | 単位水量 |
コンクリートを1m2製造するときに用いる水の重量のこと。 |
| ちゅうせいか | 中性化 |
硬化したコンクリート中の水酸化カルシウムが空気中の炭酸ガスの作用を受けて次第にアルカリ性を失っていく現象のこと。コンクリートはもともとpH値12〜13の強アルカリ性であり、それによってコンクリート中の鉄筋の表面には不動態皮膜と呼ばれる厚さ約3nmの緻密な酸化皮膜が作られ、酸化から保護される。中性化が進み鉄筋周辺のpH値がおおよそ11.5を下回ると不動態皮膜が破壊され、鉄筋が腐食し始める。炭酸化ともいう。 |
| ちょくりつてい | 直立堤 |
前面が鉛直な壁体を海底に据えたもので、主として波のエネルギーを沖側に反射させて港内の静穏性を保つものである。堅固な基礎地盤を必要とする上、壁体部が大型になるため比較的小規模な防波堤に用いられている。 |
| でぃーおー | DO (Dissolved Oxygen) |
溶存酸素。海水中に溶解してる酸素量。海水中には大気中から酸素が溶け込んでいる。海水の温度が高く、塩分が多いほど溶け込む量が少なく、同一系統の水塊では溶存酸素量がほぼ等しいのでこの分布は水塊の判別に役立つ。水生植物や植物プランクトンの多い水域では日中、光合成作用によって供給される。 |
| でとりたす | デトリタス |
生物学上では、生物体の破片・死骸・排泄物ならびにそれらの分解産物の総称。ただし、実際にはそれに微生物などが付着し混じり合って構成され、食物連鎖の中でも重要な位置を占めている。生物の死骸、糞、落ち葉など、生物由来の有機物が分解過程にあるもので、多少なりとも微生物が付着、繁殖している。ナマコ、貝類、ヒトデ類、環形動物などのベントスの餌となっている。 |
| とうがい | 凍害 |
コンクリート中に含まれる水分が凍結すると、体積膨張 (約9%) を起こす。体積膨張した水分がコンクリート中を移動する際、膨張圧となってコンクリートを破壊すること。表面劣化、強度低下、ひび割れ、ポップアウトなどの劣化が生じる。 |
| どうスラグ | 銅スラグ |
銅の精錬の際に副産される溶融スラグを水で急冷して得られるスラグのこと。細骨材のみが規定されており、粒度による区分がある。JIS A 5011-3に規定されている。 |
| とうせき | 投石 |
海藻、アワビ、ウニなどの磯根資源の増大を目的として、自然石や割石を海中に投入する増殖場を造成する方法。投入された新しい着生面に海藻が着生しやすく、石の間隙に形成される様々な空間が小型動物の隠れ場となって、幼稚魚育成の場が形成される。 |
| とうめいど | 透明度 |
湖、川、海の水について清濁の程度を示す指標。測定方法は、透明度板という直径30cmの白色円板を水中に降下して、海水と識別できなくなる限界の深さを透明度とする。単位はm。通常船影を利用し太陽や天空の反射のない海面で測定する。 |
| ながれも | 流れ藻 |
海藻草類の体が海水よりも軽く海面に浮いて流れているものを流れ藻 (ホンダワラ類等) という。日本近海に見られる流れ藻の主要構成種はホンダワラ類、アマモである。流れ藻には葉上・葉間動物が生息しており、これらを餌とする魚類が流れ藻に集まってくるため、生態上また水産上重要視されている。 |
| にちせきさんこうりょうしりょう | 日積算光量子量 |
ly / dayE / day水中における光合成有効波長 (波長400〜700nm) の光量子量。 1ly / day (1cal / cm2・day) = 0.20E / m2・day |
| はいぐうたい | 配偶体 |
配偶子を作って生殖する世代の個体のこと。遊走子が鞭毛を失って発芽したものが配偶体で、コンブ目海藻では糸状に発芽するので糸状配偶体と呼ぶ場合もある。雄性配偶体では精子が形成され、雌性配偶体では卵が形成される。 |
| はっか | 白化 |
高水温や低塩分などのストレスによって、サンゴから褐虫藻が抜け出してサンゴが白くなる現象。ストレスがなくなれば回復するが、白化が長期間続けば、サンゴは死亡する。 |
| ハドソンしき | ハドソン式 |
被覆材の所要質量を求めるための式であり、次のように表される。M = ρr H3 / { KD (Sr-1)3 cot α}ここに、Mは被覆材の所要質量、ρrは被覆材の密度、Srは被覆材の海水に対する比重 (ρr / ρw) 、ρwは海水の密度、Hは設計波高、Kd値は被覆材の種類及び被害率により定まる定数、αはのり面と水平面のなす角度である。 |
| ひかりとうかりつ (そうたいしょうど) | 光透過率 (相対照度) |
水面直下の照度を100%とした時の水深別照度百分率。なお、照度とは受光面の明るさであって、単位面積が単位時間に受ける光の量を指し、照度の単位をlxで表す。1,000lx = 16.5μE / s / m2 (s:秒) |
| ひかりほうわ | 光飽和 |
一般的に海藻の光合成速度は照射光強度の増加に伴い増えるが、ある照射強度以上に達するとこの照射光強度をさらに高めても光合成速度が増えなくなる。この時の光強度を飽和光強度という。 |
| ひがいりつ | 被害率 |
波により被害を受けた被覆材の個数の被覆材全体個数に対する割合 |
| ひきぬきていこうりょく | 引抜き抵抗力 |
かみ合わせを有する消波ブロック被覆層から1個のブロックを引抜くのに必要な力 |
| ひど | 被度 |
群落を定量的に測定する方法の一つで、各種類の植物の地上部が地表を被覆する度合。調査区面積に対する植物が垂直投影面積の割合で示され、一般に百分率被度あるいは被度階級 (例:Braun-Blanquetの階級は1:10%以下、2:10〜25%、3:25〜50%、4:50〜75%、5:75%以上) で表される。群落構造の解析では百分率被度がしばしば用いられる。種類ごとの被覆ではなく、全体としての植物被覆の度合は植被率とよばれる。 |
| ひひょうめんせき | 比表面積 |
セメント、混和材料などの粉体の細かさを示す指標のこと。一般にはブレーン空気透過装置で測定された値のこと。 |
| フェロニッケルスラグ | フェロニッケルスラグ |
フェロニッケルの精錬の際に副産される溶融スラグを徐冷、あるいは水または空気で急冷して得られるスラグのこと。細骨材のみが規定されており、粒度による区分がある。JIS A 5011-2に規定されている。 |
| ふくさ | 覆砂 |
汚泥を良質な砂で覆うことにより、底泥からの栄養塩溶出を削減し、底生生物の生息環境を改善するもの。 |
| ふくろがたねがためざい | 袋型根固め材 |
合成繊維を使用した網材に中詰め石を充填したもの。大型の石材を必要としない、可撓性が大きく海底の不陸にも十分対応でき水中作業が簡便になる、急速に大量の施工が可能であるなどの利点を有する。 |
| ふちゃくき | 付着器 |
藻体を基盤に付着させるための部位のこと。外見上、様々な形状のものがある。しかし、機能的には藻体を他物に付着させるためのものであり、陸上植物の根のような器官としての分化はみられない。 |
| ふちゃくせいぶつ | 付着生物 |
岩礁などを基盤として固着する海藻類のほか、フジツボ類、イガイ類、腔腸動物などの生物と、多少移動性がある海藻や岩礁などの基盤や隙間に着生するワレカラ、ゴカイ、端脚類などの動物の総称。一次付着、二次付着は、珪藻が着いて (一次付着) 後にフジツボが付き (二次付着) 、次いで端脚類が付く (三次付着) など、付着機構の説明である。 |
| ブリーディング | ブリーディング |
練混ぜ水の一部が骨材、セメント粒子の沈降に伴って上面に集まってくる現象のことで、比重差に起因する材料分離の一種。ブリーディングが著しく多いと、部分的なコンクリート強度や鉄筋との付着強度の低下をもたらす。適量のブリーディングは、コンクリートの表面仕上げの作業性向上に有効である。 |
| フレッシュコンクリート | フレッシュコンクリート |
練混ぜが完了し、まだ凝結の始まっていない状態のコンクリートのこと。 |
| フロー | フロー |
モルタルやコンクリートの軟度、流動性を示す値のこと。JIS R 5201 では、フローテーブルを用いるフロー試験により測定するものとしている。 |
| ぺーはー | pH |
水素イオン濃度指数。通常、水素イオン濃度の逆数の常用対数で示す。一般には海水はpH8前後の弱アルカリ性を示す。天然要因では酸性河川植物の腐食に伴う有機酸の生成、水中植物の光合成、硫化水素の発生などの要因によって変化し、人為的要因ではアルカリ排水、酸排水などによって変化する。pHについては水質汚濁防止法に基づく排水基準が、海域以外の公共用水域に排出されるもの5.8〜8.6、海域に排出されるもの5.0〜9.0とされている。 |
| べんとす | ベントス |
底生生物。海洋・湖沼・河川などの水域にすむ生物のうち、水底に生活する生物の総称。植物および動物を指し、本来は海藻もこれに含まれる。水生生物を大まかな生活様式の類型によって区分した結果認識される生態群の一つで、水域の底生生物の集合、すなわち底生生物の群集を意味する。なお、底生動物としては、海底や海藻藻類に固着して生活したり、匍匐生活するホヤ、巻貝、ウニ、ワレカラなど底層中に潜り込んで生活するゴカイ、二枚貝などがあげられ、ベントスは体の大きさにより、ミクロベントス、メイオベントス、マクロベントス、メガロベントスの4種類に区分される。 |
| ほうしたい | 胞子体 |
雄性配偶体から泳ぎ出た精子が雌性配偶体上の卵に到達して受精し、胞子を形成して植生する生物体。胞子体のことを増胞体ともいう。 |
| ポップアウト | ポップアウト |
表面近くの内部に膨張圧が生じた場合に、コンクリートの表面部分が飛び出すように剥がれる現象のこと。膨張圧発生の原因としては、凍害、アルカリ骨材反応、鉄筋の錆などがある。 |
| ぽりぷ | ポリプ |
生きているサンゴの基本単位で個虫とも呼ぶ。イソギンチャクの様な動物とその骨格のことである。 |
| まさい | 磨砕 |
粒子を細粒化する加工方法の一つで、粉砕媒体を用いて粒子を割って細粒化する破砕方式と異なり、粒子表面を削るようにして細粒化する加工方法のこと。破砕方式に比べて粒子形状が球形化し易く、骨材製造には優れている。磨砕方式の中でも、粒子同士の擦り合わせによる方法は、細粒化の媒体がないため、機械の磨耗損傷が少ない利点がある。 |
| むせいせいしょく | 無性生殖 |
配偶子を用いずに子孫を増やすこと。無性生殖によってできる個体は、遺伝子組成が等しいクローンである。 |
| ゆうせいせいしょく | 有性生殖 |
卵と精子など配偶体を用いて子孫を生産すること。有性生殖によってできる子は、親と遺伝子組成が異なっている。 |
| ゆうせんしゅ | 優占種 |
群集において優占度が最も高く、群全体の性格を決定し、その群を代表する種類。陸上植物では優占種の植物は一般に群落の最上層を形成しており、そのため環境条件とくに気象条件の影響を最も強くうける。また他方では群落内の微気候や土壌条件などを変化させ、他の群落構成種の生活に強い影響を与える。また、優占度は群落構成種の量的割合を表す物指しでふつうはいくつかの群落測度組み合わせて示す。しかし、被度・重量のみを優占度に代えることもある。 |
| ゆうそうし | 遊走子 |
鞭毛をもっており海中を運動する無性の胞子の一種。遊泳したのち適当な基質に達すると、鞭毛を失って発芽し配偶体となる。海中林を形成するコンブ目の海藻に見られる。 |
| ようせい | 幼生 (プラヌラ) |
サンゴは、無性生殖・有性生殖によって増殖する。有性生殖では、受精卵はプラヌラと呼ばれる幼生に変態する。幼生は一定期間たつと海底に向かい、定着・変態してポリプと呼ばれるイソギンチャク状の形になる。そして、骨格を形成しながら無性的に分裂を繰り返し、成長し、親のサンゴになる。 |
| よりも | 寄り藻 |
海水よりも重く、海底を漂い窪みに寄り集まるものを寄り藻 (コンブ類、アラメ・カジメ・ワカメ類、アオサ類等) という。 |
| りゅうど | 粒度 |
土の大小粒が混合している程度。ふるい分け試験等により求める。粒径1/16mm以下を泥、1/16〜2mmを砂、2mm以上を礫とし、さらに粒径1/256mm以下を粘土、1/256〜1/16mmをシルト、4〜64mmを中礫、256mm以上を巨礫などと細分する。 |
| ワーカビリティー | ワーカビリティー |
コンシステンシーによる打込み易さの程度および材料分離に抵抗する程度を示すフレッシュコンクリートの性質のこと。 |